留学には大きくわけて(1)企業・団体からの交換留学、(2)学校からの交換留学、(3)私費留学があります。
うちの子は留学団体からの交換留学です。今回は親目線で上記の高校留学の特徴を書きます。
うちの子が高校留学に興味を持ったのは中3の秋。
ネットで検索すると、高校留学といってもいくつか種類があるのだと分かりました。
検索でまず見つかったのは民間企業(語学学校)の留学プログラム。
初めはそれを検討して、ウェブサイトを読み、Zoomで説明会をしている会社があったの参加もしました。
それと同時に検索を続けると、公的な団体も見つけることができました。
例えば「全国高校生留学・交流団体連絡協議会(高留連)」というものがあり、この会員リストを見つけました。
民間企業はきっと柔軟で魅力的な留学を提案してくれると思うのですが、親としては安心・安全が何より大切ですよね。
ここに載っているAFS、BIEE、EIL、YFUなどはかなり長い歴史と実績があり、文科省などの管轄だった団体もあります。
個人的にはAFSとYFUの名前だけ知っていました。
まずはこの2つを中心に調べて資料請求などしました。
ただ、留学を思い立ったときには翌年出発のプログラムの多くがもう締め切られていてがっかり。思い立つのがちょっと遅かった!
かといって1年遅らせるのも気が進まない。
まだ空きのある交換留学プログラムを探し、応募する留学団体を決めたのでした。
『高校生留学マニュアル』(全国高校生留学・交流団体連絡協議会著)という本もかなり参考にしました。
でも、もし進学する(在籍している)高校に留学制度があるならそれを利用するのが一番よいのではないかなと思っています。
留学団体と同じくらい安心・安全なのではないでしょうか。
そしておそらく経済的な負担が軽い。
日本の高校に学費を払っていれば、留学先の学費は免除されたり減免されたりするところも多いと思います。
帰国後の学校復学もスムーズで、おそらく3年間で卒業できるところがほとんど。
さらに親がすべき手続きが比較的少ないと思います!
でも、うちの子が中3の時点で第1志望にしていた学校には長期留学の制度がありませんでした。
留学制度のある他の高校に志望校を変えるかどうかも検討したのですが、本人は変えたくないとのこと(その後、志望校に合格して今の高校に通っています)。
それならばと別の方法を探って選んだのが留学団体の交換留学なのでした。
高校留学の方法として、この他に私費留学があります。
これは正規留学とも呼ばれ、期間は1学期くらいから長ければ3~4年くらい。
卒業を目指すことも多いので卒業留学とも呼ばれます。
この留学のメリットは自分で期間や学校、学びたいことを決められること。
バレエ留学、サッカー留学などがこれに当たります。
それから不登校の子どもが環境を変えて学びたいときに留学を選ぶ場合があると思うのですが、その場合もこれになると思います。
少なくともうちが申し込んでいる留学団体では、年間7日以上の欠席がある場合、基本的には交換留学に申し込めません。
基本的に健康に学校に通学している生徒が対象なので、骨折など一過性の特別な理由がある場合は例外ですが、そうでなければ難しいと思います。
ただし、私費留学は名前が示すとおり経済的負担が重い。
例えば、学生ビザの取得がいずれも必要なのですが、その申請時に銀行の残高証明書の提出が求められます。
留学団体から申し込む交換留学の場合、残高は100万円以上にしておくようにいわれました。
私費留学の場合は300万円が目安。
何か万が一のことがあったときに支出できる経済力があるかどうかを証明するのです。
この他に授業料は当然全額負担しなければなりません。そのため、私費留学にはそれなりの経済力が必要となります。
他にも違いはあるのですが、長くなってきたので今日はこの辺で!
★この本も情報が詳しくて役立ちました。
成功する留学 中・高校生の留学 (地球の歩き方 成功する留学)
ちなみに昨日は英文成績証明の発行をお願いしに出身中学校へ行きました。
自分で頼めると本人が言うので(よかった~)、私は車送迎のみで駐車場で待機。
結局、30分くらい先生や後輩たちとしゃべって帰ってきました。
問題なく作成していただけるようです。
一方、高校にもお願いしたのですが、こちらは費用がかかるのですね。
中学では不要だったので高校も無料だと思っていました。
大きな金額ではありませんが、ちょっとびっくりでした。
ではまた!