高1のカナダ留学に必要な学生ビザ(就学許可:Study Permit)の申請手続きが終わりました。
結構大変だったので、最後までこぎ着けられて安心しました。!
親身になって対応してくださった代行業者さんによると、うちの子はかなり早く終わったそうで、何がよかったのかわかりませんがホッとしました。
実際にビザがもらえるかどうかは入国時に審査されるそうなのですが、必要な書類は全部発行してもらえたので、おそらく問題ないはず。
入国審査のときにちゃんと間違いなく書類を見せる事ができるように(スーツケースの中に入れて預けてしまわないように)最後まで気は抜けませんが、多分大丈夫でしょう。
今回はこの手続きについて振り返ります。
1本の記事にするつもりだったのですが、あまりにも長くなったので4分割しました。
シリーズ初回はパスポート編です。
ビザの申請手続きのためには色々な書類を整える事が必要だったのですが、うちの場合、一番大変だったのは「パスポート取得」かもしれません。
簡単そうに聞こえますか?
私は当初、そんな大きな問題にはならないと思っていたのです。
でも、甘かった!
その顚末をまず書きます。
うちは留学する本人も、私たち両親もパスポートを持っていませんでした。
留学に際して、留学する本人にパスポートが必要なのは当然ですが、それに加えて両親もできればあるとよいと当初いわれました。
私と夫の分。
どうしようかなと悩んだのですが、強制ではなかったので最初に子どものパスポートだけを申請したのです。
これが後悔の元になるとその頃は露ほどにも知らず…。
基本的に平日にパスポートセンターに行かなければなりませんが子どもは学校があるので、中3の冬休みに申請と受け取りをしました。
高校受験の間近でしたが、戸籍謄本さえ取りにいけば、後は家のPCで記入し、プリンターで用紙を印刷して持参できるので比較的楽でした。
ま、本人のパスポートはビザの要否にかかわらず海外渡航には必要ですね。
その後、受験が終わって春。
留学中に万が一、最悪の事態が起こったときなどには親が迎えにいかなければならなくて、そのような事態が起こってからパスポートを申請して受け取るのは時間がかかりすぎるから、やはり片方の親だけでも持っていた方がよいと留学団体の方から言われました。
それなら早く言ってよ~、と思わないでもなかったですが、まぁ仕方がない。
万が一のことは起きてほしくないけど、そのような緊急時には夫より私のほうが色々と都合をつけやすいと考えて新たに私が申請しました。
でもその約1週間後、ビザの申請には本人に加えて親権者(2名いるなら2名分)のパスポートのコピー(スキャンデータ)が必要で、パスポートがなければ車の運転免許証などでよいけれど、翻訳が必要でそのための費用がかかるとわかりました。
さらに、ビザのために銀行の英文残高証明書を用意しなければならないのですが、その名義人(本人でも保護者でもよい)とパスポートの氏名が一致していなければ、追加書類の提出や、別途、翻訳の費用がかかる可能性があるとわかりました。
残高を証明してもらう口座は夫(父親)のものにしようと思っていたので(一時的に私や子どもの口座にお金を移動させる事も考えましたが、何かであやしまれてもいやなので自粛)、結局、父親もパスポートを申請。
本人がパスポートを申請したが昨年の12月、私が4月上旬、父親が4月中旬。
パスポートの申請時には戸籍謄本が必要。
これを請求する時間と手間もかかります。
今住んでいる自治体は本籍地ではないので、毎回、戸籍謄本の取得のために出かけました(郵送でもできると思いますが、特に両親分のときは時間があまりなかったので)。
手数料の支払いのため収入印紙を買いにいったり、証明写真を撮りにいったり。もちろん、パスポートの申請と受け取りにも行きました。
この時間と手間(何度も言いたい)!!
それに、もし同一家族が同時に申請するなら戸籍謄本は1通でよいのですが、別々の時期に申請したので3通が必要となり、その費用もかかりました。
学びは一つ。
パスポートは、本人はもちろんの事、もし持っていなかったら両親とも同時に取得すべし!
可能ならまとめて取るのが一番楽です。
うちは
・戸籍謄本の取得
・収入印紙の購入
・証明写真の撮影
・パスポートの申請
・パスポートの受領
を3人分、すべて別の機会にやったので時間もお金(戸籍謄本代と交通費)も無駄にしたと思います。
でも、両親のパスポートのコピーがあったからなのか、残高証明書の氏名と父親の氏名が一致したからなのか、その他にも色々と書類は出しましたけどビザ発行までの時間は短かったです。
追加書類を要求されることがあるそうなのですが、うちの場合はそのような書類の準備や翻訳費用は不要でした。
なので、両親のパスポートを取得した事自体はよかったと思います。今のところ海外渡航の予定がないのは残念ですが。
当初、両親のパスポートも「できれば」あった方がいいと言われたこと自体は間違いではありません。ただ、ないなら万が一のときにすぐに駆けつけられないとか、追加資料の提出が必要になるとかそのような面があるということです。
なお、親権者がそもそも1名の場合は、1名のパスポートがあれば十分なはずです。
「証明写真編」に続きます。