読了しました。
アーサー ラッカム(イラスト)、吉澤 康子(翻訳)、和爾 桃子(翻訳)
イギリスの昔話を集めた一冊です。
今までも類書はあったと思いますが、新しい訳なので今読むならこれが読みやすいと思います。
『三びきの熊の話』、『三びきの子豚』、『赤ずきんちゃん』、『ジャックと豆の木』などおなじみの昔話から、あまり知られていない話まで、19編おさめられています。
挿絵がとても美しくて、繊細。
さらに、日本語版だけのイラスト(おもしろい猫のキャラクター)もあって、子どもでも親しみやすい本となっています。
タイトルに「夜ふけに読みたい」とあるように、ほとんどの話は優しく、おもしろく、寝る前の読書にぴったり。
それでも昔話(民話)あるあるで、残酷なシーンもあります。
そのような話には印が付いてあるので、事前にそれを確認してからその日に読む話を判断できます。
グリム童話やイソップなど、既に8冊が刊行されています。『夜ふけに読みたいおとぎ話シリーズ』は人気のシリーズのようです!
- 出版社のウェブサイト -
なお、「おとぎ話」シリーズですが、絵本ではありません。挿絵はありますが、基本的には文字がメインの本です。
忙しい毎日の締めくくりに、子どもでも大人でも楽しめるこのような本を少し読むのはおすすめです。
きっと、寝付きが良くなると思います(少なくともギリギリまでスマホをスクロールしているよりは)。
イギリスの物語をぜひ楽しんでみてください。
翻訳者の一人、吉澤康子さんのSNS。
ドイツの「グリム童話」もおもしろそう。
これは「動物」ですが「植物」版も刊行されています。
デンマークの「アンデルセン童話」が今年刊行されています。
もう1冊は今月下旬刊行予定で予約受付中。
最新の翻訳で読みたい場合はアンデルセンから始めるのもいいですね!
個人的には「深すぎるケルトの世界」というコピーがついた「アイルランドのおとぎ話」が気になります。
気になるものを見つけてみてください。
Happy Reading!