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英語が好き、本が好き、子育ても楽しい

品詞が違うと意味が逆になるapparentlyとapparent

一度は理解したと思っても、しばらくたつとわからなくなる単語ってありませんか?

 

私にとってapparently, apparentはその種の単語。

 

 

いま、『英文の読み方』(行方昭夫著、岩波新書)を読んでいるのですが、出てきました。apparentlyとapparent!

 

あ~、苦手なやつだわ、ちゃんと読まなきゃと思って勉強。

 

 

簡単にまとめると、

 

apparentは形容詞。

「明白な、明らかな」。

 

apparentlyは副詞。

「どうも……らしい」(推測)

「(実際はさておき)外見上は」(疑念)

 

 

この本によると、数十年前までapparentlyは「明らかに」という意味が第一義として辞書に載っていた。

(私もこれで習った気がする)

 

けれど、この間違いが今では訂正されて「見たところ~のようである」になった。

 

ということです。

 

 

例えば手元にあるウィズダム英和辞典の場合、apparentlyには4つの意味が紹介されています。

 

最後の4番目の語釈に「明らかに」が掲載され、「形容詞のapparentと違い、この意味はまれ」とあります。

 

 

ちなみに動詞はappearで「~に見える」。

 

it appears (to A) (that) 節が「A(人)に~と思われる」。

 

「(証拠から)明らかに~である、の意味はまれ」とのこと。

 

 

 

つまり、「明らか」「明白」の意味になるのは、形容詞のapparentだけ。

 

あとの動詞appearと副詞apparentlyは「どうやら~らしい」「見たところでは」という推測や推論、疑念の意味になります。

 

 

 

数十年前は…というくだりを読んで、あぁ、だから私はこの単語が苦手なのかな?と言い訳がましく感じたり、いやいや、そもそも品詞が違うと意味が逆っていうとこでつまずいているのかもと思ったり。

 

だいたいpのあとの文字がaとeで違うというところも細かい話ですが覚えにくくて。

 

 

ちなみにapparentlyは「思っていたことと違い、実は」という意味もあり、この意味ではactuallyと重なっていますね。

 

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まだ読んでいる途中ですが、なかなかおもしろい本です。

 

ご興味あればぜひ。

 

 


英文の読み方 (岩波新書)

 

それにしても、ブログに書いたら記憶に定着するかもと期待して書き始めたのですが、ここまで書いてもやっぱり覚えられる自信がない。情けないですが。

 

読むときはしかたないとして、書くときはclearlyとかseeminglyとかを使います。

 

apparentlyやapparentを使うのは間違いの元です。

 

 

 

毎週火曜日17時にブログを更新すると決めているのですが、最近もっと書きたくなってきました。

 

書きたいときは今回のように木曜日17時に投稿して週2回更新にするかもしれません。

 

この更新回数についても、ここに書くことで自分の中のリズムができることを期待して書いています。

 

では!

 

 

 

 

 

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