NHKの「100分de名著」が好きで、時々見ています。
今回のローティ『偶然性・アイロニー・連帯』は今までまったく知らなかった本。
著者はアメリカの哲学者だそうです。
1回目は見逃しましたが、2回目から見ています。
3回目の放送で身にしみたのは「たかが言葉、されど言葉」ということ。
言葉の使い方一つで虐殺につながることもある。
「人権」の大切さが声高に叫ばれることはあるけれど、それが問題になる場面では、そもそも同じ「人間」として見なされているのかどうかという前提から考えなければならない。
言葉が影響して、人間と認識できなくなることもある。
そんな事を知るきっかけになりました。
自分の言葉づかいについて、責任を感じるとともに、こわさも感じる一冊だと思いました。
ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』 2024年2月 (NHKテキスト)
NHKプラスで配信中なので、見れる方はどうぞ。
言葉の持つ力と恐ろしさについて考えさせられます。
どんな言葉を選ぶかについて、敏感でありたいと思いました。