Word ConnectionによるHumanPoweredという講座のシリーズが好きで、時々受けています。
きのうは「訳文改善」がテーマ。
開催時間は19時から23時。
夜に4時間、途中休憩5分弱という結構スパルタな講座でした。
アーカイブがあるとわかっていましたが、今回は都合がついたのでがんばって最後まで参加。
勉強になりましたし、よい刺激をいただけました。
先生は二人いらっしゃって、一人目の川月先生が編集者としての目線で翻訳文(翻訳書)はどうなるともっと良くなるかについて語ってくださり、二人目の舟津先生が翻訳者としておかしな翻訳はどのようにして生まれるかについてご解説くださいました。
提出自由の事前課題があり、参加者の半数程度(私も含め)が提出したようです。
IT分野のネット記事が題材で、自分なりに調べ物をして仕上げた訳文でしたが、先生の訳文と他の提出者の訳文がExcelで一覧となって配られて自分の未熟さを視認することができました。
ネット記事という特性上、私はタイトルを簡潔にまとめて訳して、その点はよかったようですが、本文で日本の読者になじみがない単語を補足説明しながら訳すという点においては配慮が足らなかったようです。
具体的に知ってよかったワンポイントとしてはseeの意味。
「見る」が一般的な意味ですが、「起こる」という意味もある。
確かに少し大きめの辞書を引けば載っていました(私がよく引くウィズダムという学習辞書には載っていませんでしたが、研究社の新英和中辞典には載っていました)。
基本単語ほど要注意だとはよく言われることですが、この意味について私は自覚せずに今まで流れで訳してきたような気がするので反省しました。
研究社のその辞書には9番目に載っている意味。
でも載っているからにはちゃんと知っておきたいですね。
英語以外の面では、放送大学についての情報があり、それについて少し調べてみようと思いました。
有料のサブスクについて受講者からの質問があり、放送大学の学生だと図書館で日経BPの雑誌が読み放題というようなことを先生が回答していらっしゃいました。
勉強目的ではなく図書館の利用目的のために放送大学の学生になるということも1つの手かもしれません。
たとえばKindle Unlimitedの会員を続けるよりも少し割高でしょうが、意味のあるお金の使い方かも。
電子書籍についてなのかや、貸出期間はどうなのかなど使い勝手などについて調べてみようかなと思いました。
受講生の名前は非公表で提出者全員の訳文の一覧をいただけたので、あとでじっくりと勉強しようと思います。
今後、HumanPoweredでは法務関係やマーケティング、字幕などの翻訳講座をしたいと考えていらっしゃるとのこと。
ご興味あればチェックしてみてください。