うちの子は交換留学プログラムを利用してカナダに行きます。
「交換」というのは人をイメージすることが多いと思うのですが、実は「文化」も含まれます。
留学団体は、日本人を派遣し、世界から留学生を受け入れます。これが人の交流(交換)。
そして派遣生は日本の文化を紹介し、海外の文化を学びます。これが文化の交流(交換)。
「交換留学」にはこの2つの意味があるということをまず理解するのが第一歩です。
そのため交換留学プログラムで海外に行く場合、現地の学校に在籍するだけでは不十分。
日本とその国との文化交流を何らかの形で行うことが求められます。
私費留学の場合、そのような課題はありません。
英語など興味のあることを学べます。
交流をしなければならないといっても、大げさに考える必要はありません。
現地に行けば自然とできることだと思います。
でも、友だちを思うように作れなかったり、ホストファミリーとうまくやりとりできなかったりして、日本人で固まったり、自分の部屋にこもったりしてしまう場合も……。
そのような場合、交換留学プログラムだと注意や警告を受けるかもしれません。
改善が認められない場合、最悪、強制帰国になってしまうので念のため心に留めておいた方がよいと思います。
なお、子どもを留学させたからといって、留学生を自宅に受け入れなければならないという決まりはありません。
人の交流を行うのは受入団体。
高校のプログラムの場合は分かりやすく例えば1人がカナダに留学したら1人がカナダから日本に来ることもあると思います。
非営利団体の場合も海外から留学生を受け入れますが、希望しなければ自分の家に滞在させなくても構いません。
もちろん受け入れた方が団体には喜ばれると思いますが……。
なお、高校生が留学しようと思うと、その方法には大きくわけて3つあると思います。
1つ目が在籍する日本の高校のプログラム。
2つ目が交換留学。
3つ目が私費留学。
1つ目の高校のプログラムで長期留学する場合は、交換留学となることもあると思います(つまり2つ目と同じ)。
うちの子の場合、2つ目の交換留学(非営利団体を利用)。
交換留学は営利(民間)プログラムと非営利のものがあります。
3つ目の私費留学も同様に営利・非営利の両方の団体が行っていますが、そのような斡旋機関を通さずに自分で直接申し込むことも可能です。
現地の事情に通じていないとかなり大変そうなイメージはありますが。
私費留学なら学校を選ぶことも、期間を選ぶこともできます。
でも、交換留学の場合、国は選べますが、地域や学校を選ぶことはできません。
期間も1学年と決まっています。
自分の求めるものをはっきりさせてプログラムを選ぶのがいいと思います!
ただ、経済的な負担は全然違うと思うので(私費留学の方が高い)、その点で交換留学を選ぶ子どもの方がずっと多いと思います。
うちの場合も経済的なことを考えて交換留学一択だったのですが、その後、文化交流も「交換」のうちだということを知り、ちょっと驚いたのでここに書きました。
では今日はこの辺で!